【分類】 IPO
【質問】 株式上場準備において、最初に着手して行かなければならないことには、どのようなことがありますか。
【回答】

株式上場準備といっても様々な事項を同時に行っていかなければなりません。
詳しい内容については、「株式上場とは」のページをご覧ください。

これまで株式上場の支援を行ってきた経験から言いますと、経理体制の整備が第一に挙げられます。

具体的には、未上場会社の場合は、一般的に税法ベースでの決算を行っておりますが、株式上場審査にあたっては、企業会計に準拠して、申請直前期を含めて、5ヵ年分の財務諸表の作成が必要になります。

従って、以下の作業を早急にとりかかる必要があります。

  • 税法ベースから企業会計ベースへの整備

    販管費から原価への組替、各種引当金等の勘定科目の整備を行う場合が多々あります。株主総会で過年度修正決算の承認を得る必要も生じます。

    特に、直前期の会計方針の変更等は、企業会計の継続性の原則の観点から監査意見に影響もありますので注意が必要です。

    また、勘定科目の未整備は、決算や利益計画の策定、その後の予実差異分析の実施等への影響も大きくなります。

    経理体制の整備について

  • 事業セグメントの確定
  • 株式上場会社は、投資家に対して「事業セグメント」毎に会社を内容開示する必要があります。株式上場審査においても、事業セグメント毎に詳細に説明を求められます。したがって、会社の事業特性や既公開の同業他社等の事業セグメントを勘案しながら、決定する必要があります。

    事業セグメントの決定について

上記2項目は、いずれも最初の段階で、監査法人、証券会社としっかり確認を行っておく必要があります。