【分類】 会社法
【質問】 主幹事証券や信託銀行(株主名簿管理人)を決定する際、株主総会や取締役会の承認は必要なのでしょうか。
【回答】
  • 主幹事証券

    (絶対条件ではありませんが、取締役会で、決議または報告することも可。)

    主幹事であることを明確にするために、会社から主幹事になる証券会社へ宣言書を提出する場合があります。ただし、法的拘束力はありません。

    なお、上場準備にあたって公開引受部門が関与する際、株式上場に向けたコンサルティング契約を締結するのが一般的です。

  • 信託銀行

    (株主総会において定款変更を行い、取締役会で選任します。)

以下は、株主名簿管理人選任の際の手続き方法です。

  定款における株主名簿管理人の条文 具体的な株主名簿管理人の選任等
取締役会設置会社 非取締役会設置会社
新設 株主総会(定款変更のため) 取締役会決議 取締役の過半数の一致
変更 取締役会決議 取締役の過半数の一致
廃止 株主総会(定款から削除の場合) 取締役会決議 取締役の過半数の一致
設置変更の効力発生日 会社代表者と株主名簿管理人との間で契約を締結した日
定款の記載例
(株主名簿管理人)
第11条
当会社は、株主名簿管理人を置く。
2.
株主名簿管理人およびその事務取扱場所は、取締役会の決議によって定め、これを公告する。
3.
当会社の株主名簿、株券喪失登録簿および新株予約権原簿の作成ならびに備置き、その他の株式に関する事務は、これを株主名簿管理人に取扱わせ、当会社においては取扱わない。