【分類】 内部管理体制整備・コンプライアンス
【質問】 コンプライアンス体制整備について教えて下さい。
【回答】

昨今の企業の不祥事の多発や発生後の不適切な対応による信用の失墜による企業存続の危機等、コンプライアンスの未整備は企業にとって重要な問題を引き起こします。コンプライアンス体制整備は、企業の中に潜在するリスクの芽を摘み取り、企業運営の透明性を向上させるとともに、企業の社会的責任を果たすために重要な課題として取り組む必要があります。

コンプライアンス体制整備にあたってのポイントは以下のとおりです。

  • 行動基準としての社内ルールの確立

    何が法令違反かということを明確にして、遵守すべき内容を社内規則として整備する必要があります。社内規則という社内規則という形で問題になりやすい項目ごとに守るべきルールの内容、範囲を規定し、具体的に抑止すべき事項を「行動マニュアル」として明確にすることも重要です。特に、法令違反に結びつきやすい行為については、禁止事項として明確にすることが望ましいといえます。

  • 内部牽制制度の確立

    内部牽制の目的はあくまでも法令違反(ルール違反)を防止する事にあります。内部牽制としては、技術的牽制(技術的な仕組みとしてルール違反が出来ない構造にする事)や、組織的牽制(コンプライアンス委員会のように、部門や責任者が組織として牽制しようとするもの)が考えられます。

  • 社内通報制度の導入検討

    社内通報制度とは、社内における法令違反行為(ルール違反行為)を、早期に発見し、是正する事を目的とします。公益通報者保護法に則った制度設計が必要です。特に、社内的なコンプライアンス整備だけでなく、実効性を高めるため、外部機関(弁護士等)を活用する社内通報制度の設置についても検討が必要です。